神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

5. 県民のマスク飲食実践に向けた取組について

質問要旨

県では、「マスク飲食実施店認証制度」を創設し、マスク飲食にしっかり取り組んでいるが、飲食店の努力だけでなく、利用者自身がマスク飲食に対する意識をしっかり持っていただくことが必要であり、特に、新規感染者が増加している若い世代に対してマスク飲食に対する意識を高めていくことが重要と考える。
 若い世代に向けては、例えば、M・A・S・Kの4要素ごとにキャラクターをつくり、既に生活の一部として定着し、その行動に大きな影響を及ぼしているスマートフォンを活用し、マスク飲食の実践に誘導するような、仕掛けが有効ではないかと考える。

 そこで、「マスク飲食実施店認証制度」の実効性を高め、コロナ禍でも安心して飲食ができる環境づくりを行うとともに、利用客である県民が自発的にマスク飲食の実践に取り組むことを促すため、今後どのように取り組むのか、所見を伺いたい。

知事答弁要旨

県では、新型コロナウイルス感染症対策の急所とされている飲食の場での感染防止対策として、マスク飲食の実践を呼び掛けてきました。
 また、今年の4月に「マスク飲食実施店認証制度」を創設し、安心して利用できる飲食の場づくりを進めていますが、そのためには飲食店側の努力だけではなく利用客によるマスク飲食の実践が不可欠です。
 これまで、マスク飲食を紹介するための動画や、飲食店で掲示するためのポップやチラシ等を作成するなど、普及啓発に努めてきました。
 こうした取組の結果、今年3月に実施した県民ニーズ調査では、マスク飲食について、目的も含めて「知っている」という割合は96%に達しています。
 このようにマスク飲食の認知度や目的についての理解は進んでいる一方、つけ外しが面倒であるといった理由から、実践できていない方も大勢いることが課題であると認識しています。
 そこで、マスク飲食の効果や重要性を改めて訴えるため、基本的な感染防止対策とマスク飲食の組み合わせによって、いかに飛沫が抑えられるかを可視化したシミュレーション動画を作成しましたので、今後は、広く県民の皆様に発信し行動変容を促していきます。
 また、若い世代を中心に感染が拡大していること、さらには変異株に対する感染対策も必要となっていることから、マスク飲食を実践する場での基本的な感染防止対策であるM・A・S・K、マスクに対する意識をさらに高めていくことも重要です。
 そこで、マスク飲食を自分事として実践してもらうために実施しているSNSキャンペーンの中で、ご提案のキャラクターの活用を検討してまいります。
 こうした取組により、コロナ禍においても安心して飲食できる環境づくりを進めてまいります。

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