7. シニア世代(プラチナ世代)が生き生きと活躍するための就業支援について
質問要旨
元気でアクティブなシニアは、シルバーというほど地味ではなく、色褪せず輝き続けるという意味で、プラチナ世代とも呼ばれているが、働くことで力を発揮したいという場合は、体力やライフスタイルに合った形で働くことを希望し、仕事を新たに探す方もいるのではないか。
県では、国と連携し、キャリアカウンセリングや、ハローワークコーナーでの職業紹介などの支援を行っており、プラチナ世代の方へも対応していることは承知しているが、ますます健康寿命が延び、元気なシニアが増加することが想定されるなか、シニアが現役時代とは異なる新たな働き方を見出し、社会参加と自己実現を図っていくことの重要性は一層高まっていくものと考える。
そこで、シニアがプラチナ世代として生き生きと長く活躍できるよう、県として、就業支援の充実を図っていくべきと考えるが、どのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。
知事答弁要旨
最後に、シニア世代が生き生きと活躍するための就業支援についてお尋ねがありました。
人生100歳時代において、シニアが力を発揮し、プラチナ世代と言われるように、生き生きと活躍できる環境を整備していくことは大変重要です。
県は、これまでも、65歳以上の方を対象に再就職を考えるためのセミナーや、シニアが働きやすい職場づくりを進めている企業と、再就職を希望するシニアとの交流会などを実施してきました。
一方、シニア世代の中には、現役時代の仕事や立場、収入などにこだわり、就業がなかなか決まらない方もいらっしゃいます。
こうした方が、新たな仕事に就き、力を発揮していくためには、現役時代とは異なる仕事へのキャリアチェンジを含め、選択の幅を広げて、自分に合った働き方を考えていただくことも必要です。
そこで、セカンドキャリアとしての働き方の助言などを行うため、プラチナ世代相談コーナーのような65歳以上の方専用の窓口を設置します。
また、相談等を経て新しい仕事にチャレンジしようとする方に向けて、シニアが活躍している介護や保育などの現場を見学する機会を設けることも検討します。
さらに、どのような仕事が合うのか、実際に試してみたいシニアに向けて、いくつかの職場を短期間体験してもらう、神奈川県版・シニアインターンシップの実施について、企業と調整していきます。
加えて、シニアが、新たな分野へキャリアチェンジして活躍している好事例を広く発信していきます。
こうした取組により、シニアがプラチナのように長く輝いて活躍できるよう支援してまいります。私からの答弁は以上です。