神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

9. 今後の三ツ池公園の整備について

質問要旨

三ツ池公園は毎年開催されるさくら祭りなど、県内外から多くの人が訪れる。しかしながら、今年は、花見における宴会自粛が呼びかけられた。また、緊急事態宣言が発令された際には、屋内施設はもとより、野球場など屋外運動施設の利用が休止されるなど、様々な感染拡大防止の対策が講じられた。このように、コロナ禍にあっても、利用者の安全を確保した上で、公園の運営を続けたこともあり、三ツ池公園には、散策や運動、遊びを楽しむ方が多く訪れた。
 新型コロナウイルスの流行が長期化する中、県民一人一人の心と体の健康を保つ上で、また、都市の中の密が生じにくい空間として広大なオープンスペースを持つ三ツ池公園の果たす役割は大きいと考える。

 そこで、コロナ禍にあっても、安心して三ツ池公園を利用してもらうために、今後、三ツ池公園の整備にどのように取り組んでいくのか、 所見を伺いたい。

県土整備局長答弁要旨

県立都市公園は、身近なオープンスペースとして、運動不足やストレスの解消のために、多くの方に利用されており、コロナ禍にあっても、安心して利用できることが必要です。
 横浜の市街地にある三ツ池公園では、ソーシャルディスタンスの確保や、遊具に触れる際の手洗いや消毒などを促す看板を、園内各地の見やすい場所に設置しました。
 また、運動施設の利用者に、係員が、体調の確認を行うなどの取組も行っています。
 こうした中、コロナ禍において、子供を遊ばせながら、公園のベンチで仕事をしたり、緑豊かな場所で、持参した椅子に座って、ゆったりとした時間を過ごす「チェアリング」など、公園での新しい過ごし方を楽しむ方も見られるようになりました。
 そこで、県は、こうした新たなニーズに応えるため、広い空間で、気軽に、パソコンなどを開くことができるように、テーブルを増やしたり、気分転換にストレッチができるベンチの配置などを進めていきます。
 また、公園がすいている時間や、利用者が少ない場所を選んで過ごせるよう、混雑する時間帯や場所などの情報を、ホームページなどで発信できないか、指定管理者と検討しています。
 県は、コロナ禍にあっても、三ツ池公園を、より安心して利用していただけるよう、指定管理者などと連携し、感染防止対策を図りながら、多様化する利用者のニーズに丁寧に対応してまいります。

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