神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

3. ヘルスケア・ニューフロンティアの成果の見える化について

質問要旨

シビックテック(Civic Tech)とは、市民、シビック(Civic) とテクノロジーを掛け合わせた言葉で、住民自身が、テクノロジーを活用して、行政サービスの問題や社会課題を解決する取組みを意味するが、その一つの事例として、道路の欠損部分などの不具合を県民が通報できるアプリケーションソフトがあることを承知している。それを用いて、県民の直接参画型の仕組みを整えれば、まさに、官民連携で道路行政を運営する好事例になるのではないかと考える。
 そこで、県民自らがテクノロジーを活用し、生活の利便性向上や社会的な課題を解決する「シビックテック」という視点から、本県において、道路の破損個所などの情報を県民から提供していただくためのアプリケーションソフトを導入し、道路行政の運営にあたって、官民が連携して取り組んでいく関係を先駆的に構築すべきと考えるが、所見を伺いたい。

知事答弁要旨

次に、シビックテックの推進に向けた県民からの道路情報通報システムの導入についてお尋ねがありました。
 県では、管理する全ての道路において、道路パトロールカーで、週2回点検を実施しており、これに加え、徒歩で、歩道に重点を置いた点検も実施しています。
 この他、車道の路面下の空洞調査や、橋りょう、トンネル、照明灯など、全ての道路施設の点検を定期的に実施しています。
 このような県の点検に加え、住民の皆様などから、損傷箇所などの情報をいただき、速やかに修繕することができれば、道路の安全性の向上や道路管理の効率化が期待できます。
 県内には、こうした情報を、スマートフォンのアプリで提供していただく取組を、始めている市町村もあります。
 このようなアプリは、正確な位置情報と写真を同時に送ることができるため、損傷個所の特定が容易で、迅速な現場対応につながるメリットがあります。
 一方で、道路の管理は、県や市町村等がそれぞれ行っているため、寄せられた情報を効率よく選別し、各管理者に速やかに、かつ的確に伝える仕組みが必要であります。
 そこで、県と市町村との適切な情報伝達の在り方などの課題を検証するため、既にアプリを導入している市町村などと連携し、まずはモデルとなる地域を選定し、県独自のアプリの導入に向けた検討を始めます。
 県としては、今後も住民の皆様の協力もいただきながら、道路の安全性の向上や管理の効率化にしっかりと努めてまいります。

要 望

また、知事には、ヘルスケアの見える化について、毎回お話をさせていただいて、私も昨年の9月には、見える化ということで、今、スライドでも出させていただきました。貼るだけの人工膵臓とか、また、再生毛髪の技術の開発とかっていうことを今やっているんだよっていうことで、今、私もスライドで出させていただきました。
 ただ県民には中々わからない、今のお話しをいただいて、今回、私が何で見える化にこだわるのかといいますと、ヘルスケアについて、この議場の中で、論評される方がいたり、批判される方がいても、提案型ってなかなか私はないと思っているんですよ。
 そういう中で私は一議員として、ヘルスケア、知事が進めていらっしゃることについて、何らかの形で議員側としても提案したいということで、今回、オープンソース化ということで提案させていただきました。
 そういう中、前向きにとらえていただいて、かながわオープンソースという名称で、いよいよ、県民の方々やまた企業等にも使っていただける。そういうソフト並びにデータが開示されるということによって、私はできたら知事がおっしゃっている、「神奈川から全国へ、全世界へ」というものは、ここからベンチャーが、またいま政府等々が主導している10億円以上の資産という形で出てくる企業に、ユニコーンという企業がありますけれども、これをまた育てていこうという中で、またDMMやメルカリなんて話もありますけど、こういう様なところが、逆に未病とかそういう産業から出ていくことなんかというのも一つ狙って行ったらいいんじゃないのかという思いがありまして、このオープンソースについて提案をさせていただいたところでございます。
 ぜひともその点、ご考慮いただければと存じます。

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