神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

2008年の年頭に当たって

議員生活6年目の年頭を迎えた。
大きな問題もなく新年を迎えることができ、支持者をはじめ関係の方々に感謝するのみである。昨年、2007年を表す字が「偽」となったことをマスコミはじめ社会の多くの方々が口にした年末であった。私がお邪魔した忘年会等の会合でも来賓の方々がこの「偽」という字をもとにスピーチが多かったことを覚えている。福田首相はこの字を「ぎ」と読み、マスコミをはじめとした多くの方は「いつわり」と呼んでいたようである。しかし、この字が表した食品偽装をはじめとした2007年に起こった数々の事件をよく見ていくと、「いつわり」から「にせ」と言う言葉が2008年を動かしていくように思えてならない。
「偽」と言う言葉の反対は「真」「本物」である。昨年以来、アメリカのサブプライムローンの問題が大きく報道されている。2008年のねんとうからこの金融問題についてメディアはあらゆる角度から報道している。世界同時不況、アメリカ経済の崩壊、中国経済の行方は等々…
同時に昨年来、穀物価格の高騰から、今後の日本経済の行方はどうなるのかとの声も出ている。トウモロコシが約1.8倍、大豆が約2倍の高値を付けている。酪農家が悲鳴を上げ、インスタントラーメンや牛乳をはじめとした生活必需品にも値上げの波が押し寄せ、庶民はいったいこれからどうなってしまうのか?との声が、そこかしこで聞こえる。2008年の経済界のトップのスピーチもこの事態に、政治家が何をしているのか!との叫びであった。
今年から経済をはじめ、あらゆる分野で厳しい現実が待ち受けそうである。現実に、新年からメディアのニュースは暗い出来事ばかりが報じられている。特に、親殺しをはじめとした家族崩壊を伝えるニュースが目を引く。子供が親を殺すと言う蛮行がどうしていとも簡単に起こるのであろう。「真の家族とは?」「本物の政治家とは?」、時代が激しくなればなるほど、本物は光り、偽物は消えていく。
いいではないか!本物を見せてやる!との決意で今年一年、がんばります。ただただ昨年、手弁当で支援くださった支持者の皆様への感謝のために…

平成20年1月10日

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