神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

「自転車の規制、マナー」に一考

「キーッ」思いっきり車のブレーキを踏んだ。車の前を自転車で二人乗りをした女子中学生が笑いながら通り過ぎて行った。自分の立場を弁えず「危ないじゃないか!本当なら死んでいるぞ!」と怒る私を尻目に多少、反省をこめた表情で、その場から二人の女子中学生は去っていった。ちょうど私が今から半年前に経験した出来事である。場所は鶴見区内のある中学校近くの坂道。その坂道を自転車で、しかも二人乗りでブレーキもかけず、まっしぐらに車道めがけて突っ込んできた。もし、車に乗っている私がもう少しスピードをあげていたら、完全に自転車ごと轢いていたのは間違いない。今考えても全身から血の気が引いていくのが分かるくらいである。

多少前書きが長くなったが、自信が自転車に乗るようになって、今まで以上に自転車に乗った方々の規制、マナーを無視した姿を町中で見かける。以下、自転車を運転している側から見た自転車の規制、マナー違反をチェックしてみた。

  1. 無灯火自転車 - 車は夜間、明かりだけが頼り。特に見通しがきかない道を無灯火でスピードを出して走る自転車は確認できず危険度が最悪(特にカーブミラーでの確認は不可能なくらい)
  2. ウォークマン自転車 - 音楽等を聞きながら自転車を運転している人。車の走行音、クラクション等を五体で受けて注意を喚起しなければならないのに、耳が塞がれて、なおかつ音楽に酔っていれば周囲の危険度をどのように知るのか?
  3. 曲芸自転車 - 雨の日に傘を差しながら運転する人。片手で運転するのも危ないのに、前方を傘でふさがれ、危険極まりなし。

ざっと分類しても以上の光景が日々、自動車・自転車を運転している私の目に飛び込んでくる。それに符合するかのように、日を追うごとに自転車の事故は多くなっている。みなさんご存知でしょうか?
ちなみに(1)自転車の二人乗りについては- 神奈川県道路交通法施行細則第9条では(自転車の乗車人員は一人を超えないこと。ただし、乗車装置を設けて安全な方法で、16歳以上のものが6歳未満の者一人を乗車させる場合はこの限りではない)と定められており、この二人乗り違反は2万円以下の罰金または科料となっている。また、信号無視は3月以下の懲役または5万円以下の罰金だそうだ。
自転車を運転のみなさん。車はよけてくれません!自分から法規そしてマナーに乗っ取った運転を共に心がけましょう!

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