神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

もう一度、「考える」を考える

前回に引き続き「花粉の季節」のことから始まり恐縮です。いよいよ今週の半ばから本格的な花粉の季節が到来とか。私の鼻と目も先週末から、それを暗示するかの様に涙とクシャミが出はじめ、本格的な花粉に防衛体制を敷いたところです(マスク、帽子、etc...見たところ完全に危ないおじさんスタイル)。
まてよ、確か日本気象協会の予測では「今年の杉や檜の花粉量は昨年の2割程度」と報じていたはずなのに、どうして今年もいつもと同じ危ないおじさんスタイルをしなければならないのか?はたと考えてみました。
きっと全国の我が花粉症仲間も、先程の気象庁の報道を鵜呑みにして、今年は楽な春が来るだろう、と思っていませんか。ところが、よく考えてみると昨年は記録的な花粉の飛散が記録された年、その年と比較して2割ということは、例年の飛散量とあまり変わりはないということが分かりました。
このように世の中が忙しくなればなる程、社会の出来事や報道・情報に対して 、鵜呑みや思い込みで受け止める傾向が強くなるように思います。例えば今、国会を騒がせている民主党議員のメール問題もその一つです。フリーのジャーナリストからの情報とのことですが、問題を突きつける前に、何故メールソフトのバージョン、メールの出所、メールの真偽の裏づけ、等々を調べた上で発表しなかったのか? 今回の花粉報道の体験を通して県議会議員として、慌ただしい日々が続くが故に、一つ一つの報道や情報に対して自身の立場から冷静に、民衆の目線で「見つめる」「考える」ことが何より大切であることを改めて学びました。

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