神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

災害用ロボット実証実験を視察

最後に訪れたのは厚木の県消防学校。

 (株)タウ技研が行う「がれきに埋もれた被災者を探索するロボット」すなわち、地震などで建物が倒壊した災害現場でがれきに閉じ込められた被災者をレーダーで探索するロボットを視察するためだ。
探索精度を高めるため、がれきを掘削しながら奥深くに入り込むアースドリルでレーダーを被災者に近づける。レーダー部分は、被災者が意識を失っている場合でも呼吸による僅かな動きを検知する能力を持っておりUWB(ウルトラ・ワイド・バンド)レーダー(短時間にオンオフを繰り返すパルスを利用したレーダー)を採用することで、救出に必要となる被災者までの距離を測定することができるものとしている。


シールド型実験室

しかし、強力な電波を発するUWBは法律で認めてもらえず、県としては特区として模擬がれきを電波シールド材(アルミ板等)で覆い、その中に使用するレーダー部と被災者をいれて、呼吸の検出や被災者までの距離を測るしかない状態である。この電波法の改正が今後の大きな課題となる。


実験装置

このロボットが、地震などの災害発生時に建物などが倒壊した現場で。レスキュウ―隊員などがこのロボットを活用することで、効率よく被災者の救助を行える日が一日も早く来ることを願わずにはいられなかった。