神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

1. 県民本位のホームページへの改善について

質問要旨

今の県のホームページには、多種多様なページが混在している。  ホームページの情報量がここまで膨大になると、わかりやすく情報を整理し、求める情報を見つけやすく、改善することが必要である。  今回の新型コロナウイルス感染症や台風、地震などの緊急時には、県民が、いのちや生活に関わる情報に円滑にアクセスできることが求められる。それを実現するためには、現在のホームページとは別に、県民向けの支援情報を提供し、合わせてオンラインで申請手続きができるサイトを設ける必要がある。

 そこで、県のホームページについて、掲載する情報を厳選した上で県民の方が必要な情報を見つけやすいように改善すべきと考えるが、所見を伺いたい。また、現在のホームページとは別に、緊急時に県民に急を要する情報の提供等を行うホームページを設ける必要があると考えるが、併せて所見を伺いたい。

知事答弁要旨

まず、掲載する情報を厳選することについてです。
 本県のホームページは、58,000以上のページから構成されており、大変大きなサイトになっています。
 そこで、平成28年に、キーワードによる検索窓をページの中心に設けたり、よく見られているページを一覧で表示する機能を導入するなど、利用者が必要な情報を探しやすくなるよう見直しをしました。
 しかし、中には、県の内規に定める公開期間を超えて掲載されているページや、項目・記載方法が検索に適したものになっていないページがあり、必要な情報が見つけにくいことがあります。
 そこで、まず、公開期間を超えているページは、国立国会図書館/WEBアーカイブでの保存に切り替えるなど、掲載情報を整理します。
 また、必要な情報を見つけやすくするため、定型のフォームに入力すると、誰が作っても統一的な構成・デザインとなり、検索にも適したページが作成できるようなツールを導入していきたいと考えています。  さらには、ホームページの閲覧履歴等の傾向から個々人に適した情報を推測し、表示する新たな仕組みの導入を検討していきます。

 次に、緊急時の情報提供についてです。
 災害発生時等の緊急時には、通信状況の悪化や停電が想定されます。
 そこで、画像等サイズが大きなファイルの掲載を一旦停止し、テキスト情報のみのページを直ちに立ち上げ、ホームページの閲覧をスムーズにします。
 さらに、その情報をプッシュ型を含めた最適な方策で個々の県民の皆様に届ける仕組みを検討していきたいと考えています。
 ホームページは、県民の皆様と県をつなぐ、また、県が県民の皆様に直接訴えかけることができる大切なコミュニケーション窓口です。最新技術を取り入れながら、県のホームページを今後もますますわかりやすく使いやすいものに進化させてまいります。

要望

私が期待したいことは、特にプッシュ型という、災害時において自分が望んでいなくてもちゃんと情報が届いてきますよ、というプッシュ型、また、私がお願い申し上げました、整理させていただいた時には、傾向性に基づいてそれなりの検索ができるリコメンド型という、ある面ではアマゾンなんかが使っているものだと思いますが、これに取り組んでくださる、ということなので私自身も大変期待したいところでございます。
 私が何でこの質問にこだわったのかといいますと、先の県が出していただきました休業の協力金、これについてですね、現場に行って、私、何人もパソコンで入力させていただいたんですよ。
 すると、どこに最初あるのかわからない、あったとしてもフォームとかいろいろなことが、どのようにしたらいいのか、わからない。
 私はよく今回の協力金についても支給が遅れたという話もあって、産業労働局がすごく言われてらしたけど、私はもう一つの大きな大きな理由は、産業労働局だけではないと思いますよ。
 こういうホームページにアクセスしても、何層にもなっていて、やってるうちにやってらんない、という思いが、現実に私もパソコンでやってみて思ったので、これをお願いしました。
 ただ、大変に高度なプッシュ型、またリコメンド型と、お金もかかる、期間もかかると思いますので、どうぞ知事、予算については前向きにひとつ取り組んでいただくこと、よろしくお願いしたいと思います。

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