神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

質問要旨

先ずはじめでございますが、知事は、米国大統領の就任式の前日の19日に、国防総省のスタッフと面会され、環境問題に関する協定の締結を提案してきたと聞いておりますが、これまで、基地に起因して基地の外まで周囲の環境に影響を与えた事例があるのかどうか伺いたい。

岸川大気水質課長答弁

本県では、幸いにも、これまで大きな環境汚染事故は発生しておりませんが、周辺環境への影響が比較的大きかった事例といたしまして、平成18年3月に米軍のキャンプ座間で発生した軽油の流出事故がございました。  この事故では、相模川支川の鳩川から水道水源である相模川の本川へと油が流出し、県と流域の相模原市、座間市及び海老名市の3市がオイルマットを設置するなどの対応を行ったところでございます。

質問要旨

今お答えいただきましたキャンプ座間の油の流出事故は、県営水道をはじめとする各水道事業者の方々が被害を受け、新聞報道にも報道されたと記憶しているところですが、そこで企業庁に、この事故の経過と対応についてお伺いします。

岸川大気水質課長答弁

 平成18年3月23日午前8時頃、座間警察署から企業庁の寒川浄水場に相模川支川の鳩川に油が浮いているとの通報がございました。直ちに調査に行った結果、鳩川に油が流れていることを確認し、その後、相模川の本川への流入も確認しました。これを受けまして、寒川浄水場では、取水口にオイル吸着マットを設置するとともに、活性炭の注入など事故への対応を実施し、適切な浄水処置を行いました。この油流出事故に伴い、同じ相模川を水源とする横浜市など4水道事業者で共同して、4月から事故に対する損害賠償の交渉を開始いたしまして、横浜防衛施設局から11月に損害賠償金を受理いたしております。

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