神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

県議会の2月定例会は3月24日、総額1兆6832億円に上る20年度一般会計予算案をはじめとする各会計予算案23件、そして私達議員が自ら立ち上げた、議員立法であり、総合的ながん対策を示し、先進医療などの高額な医療費の負担軽減も視野に入れ、県や医療関係者、県民の責務を明文化した「がん克服条例案」など40件を可決・合意して39日間の会期を終えた。

今議会の中で特筆すべきことは、5年越しに成立した知事の政治活動を補佐する「特別秘書の設置条例」がある。私も討論の中で指摘しているが、特別秘書が政策に関与したり、側近政治になったりすることを危惧する声は大変に大きかった。県側は「庁内での政策形成過程には関与せず、職員にも直接指示や命令できない」と述べていたが、議会の危惧が当たらないことを祈るばかりだ。

今回、予算に対する賛成・反対の討論があり、公明党を代表して賛成討論を行った(映像は神奈川県議会のHPで見ることができます)。

上記で述べた特別秘書制度についての意見以外に、以下の項目について要望・意見を約15分間にわたった関係当局に訴えた。

会派に関しては大志会という会派の内2人が県政会に入り、勢力図は自民40、民主36、公明12、県政・大志会10、社民党・未来の会2、市民の党2、共産1、神奈川ネットワーク1、市民町民議員の会1、小田原クラブ1、ルネッサンス21 1、となった。

また、人事案件としては任期途中で引退する引地教育長の後任に山本正人県立保健福祉大学副学長の就任が決まった。

長い1年が終わり、5月の臨時会で新しい委員会の振り分けが始まる。20年度も区民、市民、県民の皆様に実績としてご恩返しができる活動を繰り広げていきたい。