新体制での論戦の初舞台、神奈川県議会6月定例会が6月13日からの会期を終え7月4日に閉幕した。
最終日の本会議では総額372億円の一般会計補正予算や県の総合計画「神奈川力構想」の基本構想案など12件を原案通り可決した。
考えてみれば1期目の定例会の時には、こんなものではなかった。
野次と怒号が飛び交い、最初の知事の所信表明の際も、知事のマニフェストの内容と現実の施策についての矛盾を追及する声が野次となって知事の声がかき消される場面さえあったような気がする。
新聞によれば松沢知事は、今会期を終えた後の感想を記者に聞かれ「前向きな政策中心の議論ができた。県政を発展していこうという思いは共有できた」と述べたそうだ。
確かに、野次はあまりなく、静かな議会ではあったが、本当に政策中心の議論ができたのだろうか?
知事に対する賛美を送ることが主で、決して論戦などにはなっていないと言いたくなるある会派の代表質問。
壇上で国会での質問か?と思われるパフォーマンスばかりの一般質問者。
4年前はもっともっと論戦に緊張感があった。
折から松沢知事が「議会は野党として」との発言をしたそうだが、せめて私は、また公明党県議団はしっかりと県民に理解いただける論争をこれからも議会で展開していくつもりだ。
2期目のスタートをそんな誓いをし本会議場を後にした。
尚、9月度定例会は9月13日から10月12日までの30日間の会期で開催される予定。
鈴木ひでしは公明党を代表しての代表質問を9月19日に本会議場で行う予定です。
同時に代表質問はテレビ神奈川(TVK)で放映予定。放映時間や質問の詳細については後日、報告いたします。