神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

政治が変わらなければ!

先月の2月24日付の読売新聞の朝刊に世論調査の結果が載っていた。それは”政治「信頼せず」68%との見出し。中身は読売曰く”3人に2人は今の政党や政治家に不審を抱き、選挙で投じた一票が現実の政治に反映されない事に不満を感じているー。読売新聞社の年間連続調査「日本人」から、政治の現状にいらだつ有権者のこんな「政治意識」が浮き彫りになった。ときどきは与野党の政権交代がある事を望む人は全体の6割強、今の与党支持層でも4割に上がり、もたつく政治に大きな変化を期待する意識の広がりも読み取れる。”と
この調査は「政治意識」をテーマとして16~17日に面接方式で実施したそうだ。
現在、私は神奈川県議会議員という政治家である。しあkし、私から見てもこのまま政治は良いのかと思う日々である。残ではあるが、政治と言うと、どうしても国の動きと言うのが実情のようだ。
多くの市民相談を受けていく中でも、どうしても国が対応しない限り変わらないものが多々ある。特に福祉と言う分野ではその色合いは大変に濃い。そして、データにおいても、衆参の選挙の投票率と比べて地方統一選の投票率は低いという事実だ。だから私自身、この読売の記事を見ても、ついつい国会議員に一言申し上げたくなる。
現下の道路特定財源問題、日銀総裁の後任問題そして予算委員会のボイコット。一体何が起こっているのかぜんぜん見えない。もし県議会でこのようなことが起こりようもないが、起こっていれば県民より”何やっているのだ”との大合唱であろう。よく「永田町の理論」と言われるが、一般国民にとって、国会での動きが、ぜんぜん見えない、また見せないといことなのであろうか。常識で考えても予算委員会のボイコット、参議院では民主・社民・共産が与党であるのだから、堂々と委員会を開き論戦を繰り広げ、何らかの収穫を得る絶好のチャンスではないか!同時に、私と牧嶋市議との県政市政報告も208回を数えたが政治に何が、特に国会で何が起こって、どうなっていくのかという話はなかなか国会議員から直接、聞くことがない。要は国会議員が何をしているのかを国民に語る場があまりにも少ないのだ。だが故に、お笑いが入ったテレビでの討論会となるのであるか?実際、笑いながら政治が語られるなどという事は、ありえない事だともう。ある会合で国会議員が、その絆創膏で有名になった赤城前農林大臣のことを「あの絆創膏は3~4時間しか貼っていなかったのですが」と述べた。えー、毎日のように絆創膏を貼った大臣がテレビで写され、あの絆創膏の下は…。と国民は思ったのであろう。しかし、たった数時間あれば等の元大臣に対するイメージも大分変わったのではないだろうか。
同時に「政治停滞にいらだち」の大見出しが今の世相を表していると思った。
先に述べた予算、日銀総裁人事が外国からは”本当におかしな国”と思われるのであろう。株が売られ、円が対ドルで101円を付けるまでになる。
政治が時代の動きについていくというよりも、先に行かねばこの国は変わらない。旧態依然として組織は、実は政治家ではないか、とさえ思える。
私は、この世論調査からさらに民衆に顔の見える動きを県会議員とは言え、国レベルの問題にっも積極的にかかわる国レベルの問題にしっかり都市意見を言う活動を始めようと決意をしたしだいだ。

平成20年3月1日

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