神奈川県議会議員 鈴木ひでし 鶴見区選出 公明党

久方ぶりの丹沢堂平にて

一年ぶりに他党議員と共に「丹沢やまなみクラブ」の一員として丹沢の堂平に現地調査に出かけた。折からの台風9号の影響で、本来なら堂平に向かう塩水林道の終点までマイクロバスで行くところ、台風の雨と風とで木々が倒れ、車で通行ができない状況下のため、林道の起点から終点まで約1時間30分にわたって歩くことになった。
この道がアスファルトであるため、登山靴から伝わる足への負担は重く、久方ぶりに腰まで痛みが来る事態となった。やっと塩水林道の終点で昼食をとり、まずはヤマヒル対策。塩をまんべんなく靴に塗り、そしてヒル除けを付けて完成。やっとメディアで大きく取り上げられて、その問題の深刻さが国民にも分かってきたこのヤマヒル問題。1年前のこのダイアリーでも取り上げたが、今や人里にまで現れるという厄介者。しかし、ラッキーと言うか偶然と言うか、この日は全く厄介者との遭遇はなかった。初めてこの調査に参加した議員もがっかりした様子。昼食を食べて登山道を堂平に向かって歩き始めると雨が降ってきた。最悪のコンディションの中、目的地に向かうのだが、確かに前回の丹沢とは違うと思った。前回は確か春、今回は秋と言う違いはあるが、緑がほんのわずかではあるが、ブナ林の所々に見つけることができるのだ。前回、根っこがむき肌になり、地面には何一つない異様な情景を目の当たりにした当人としては、この少しでも前進した堂平の保全緊急対策施工の成果に拍手を送らずにはいられなかった。施策の内容はP7,P8を参照してほしいが、神奈川県の大事な自然をしっかり守ることがいかに大切かと言う事をあらためて認識させられたのと同時に、6月下旬におこったブナハバチの大発生の内容の報告P11、P11を開き(大雨のため現地に行けないため)、自然と共存を人間が本当に考えていかなければならないと、深く感じた
地球温暖化、自然破壊、不順な天候など等々、自分の身の回りの自然をもう一度見直してみたいものである。

平成19年9月18日

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