県立近代美術館・横須賀土木事務所の監査


写真25 写真26
2月5日午後から藤沢土木の監査を行い、現地調査として県立湘南海岸公園にある、津波避難タワーを視察した。この避難タワーは写真25、26で分かるように
- 施設概要
- 本体主要部 :鉄骨づくり(やぐら形式)
- ステージ面積 :約50平方m
- 収容人数 :約100人
- ステージの高さ :標高12.5m
- 構造物の高さ :5.0m(ステージまで)
- 付帯設備 :太陽光発電設備、赤色灯、テント、投光器等
※発電出力約0.5kw、蓄電容量2400w(30w小型投光器80時間相当)
- 施設の利用について
- 日中は展望台として開放します。
- 夜間は入り口に施錠し、震度5弱以上の揺れを感知した場合は自動開錠します。
なお、緊急時には叩き割ることが可能です。


写真19 写真20


写真21 写真22
昨年6月に県の鳴り物入りで完成したもので、震災の際の津波対策の一環として完成したもの。写真19では、写真22の太陽光発電で得た電気で携帯電話の充電や、その他の電源として使える。そして猛暑を避けるためのテント、写真21が備えられている。また、写真20は、私がかねてから県民の方々に将来の太陽光パネルの説明をし実物を見たかった巻物タイプの太陽光パネルがお披露目された。これによって、さらに太陽光発電の勢いは盛んになるのではないかと思われる。
しかし、私は監査では、「かえって津波タワーがあることで、約100人しか収容できないこのタワーに安全を求めて海水浴客が集まってしまうのではない。人命のために活動するライフセイバー等の最後の避難者に場所が確保できるよう、最大限の努力をお願いしたい」と要望したところだ。
いずれにしても、大変に勉強になった避難タワーの現地調査であった。